春ウコン(学名:Curcuma aromatica)は、クルクミンを僅かに含んでいますが含有量は秋ウコンよりずっと低く、代わりに精油分を多く含みます。
春ウコンは、インドで5千年の歴史があるアーユルヴェーダで薬草として記述があり、漢方でも上品と言われていますが、刺激の強い味(辛味と苦味)であることから、秋ウコンほど一般的ではありません。
春ウコンは、免疫力を高める作用があるといわれています。免疫レベルをきわめて高くし、これによって、がん、糖尿病をはじめ多くの疾患を改善し、抑える効果があるといわれています。そして、秋ウコンよりも肝臓には効果があるともいわれています。
春ウコンにはクルクミンやフラボノイドをはじめとする1000種類もの薬効成分が含まれていることから、一部の臓器だけを整えるのではなく、体全体の本来持っている機能を、正常化させる作用があるのではないかと考えられています。
ちなみに、春ウコンが含む精油成分にはターメロン、シネオール、クルクモール、α-クルクメン、β-クルクメン、カンファーなどがあり、クルクモールは、中国では子宮がんの治療に用いられているようです。
また、α−クルクメンは、体内のコレステロールを溶かす働きを持ち、動脈硬化の原因となる過酸化脂質も減少させます。細胞の成長を促す遺伝子の働きを抑制する作用が有るため、強い抗がん作用が認められるとの報告もあります。
シネオール (cineol)は、胆汁分泌促進作用(利胆)ほか、健胃、殺菌・防腐などの幅広い効果があります。
ターメロンは、胆汁の分泌を促進(利胆)する作用とともに、鮮魚寄生虫アニサキスの成長を抑制する作用があります。また、抗炎症作用や殺菌・抗菌作用によって、胃腸病を改善する効果があります。
精油の効能としては、他に、尿道結石に有効なことや、もろくなった血管を修復することで血管に弾力性を持たせることができるとされています。実際に、循環器を中心に認知症の予防、喘息、アトピーなど広範囲に効果を上げているとされています。
春ウコンは、カルシウムやカリウム、マグネシウム、鉄分、リンなどのミネラルも適度に含まれていることで秋ウコンや紫ウコンをミックスするベースのウコンとして利用されることもあります。
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